抽出 水の規格が引いている2本の線 — 狭いほうは、味のためではない 「コーヒーに向いた水」の話は、たいてい硬度から始まります。ところが業界の水質規格そのものを開くと、硬度に許されている幅はかなり広く、狭く決められているのはもう1本の軸、アルカリ度(主に重炭酸イオンが担う量)のほうです。しかもその狭いほうの下限は、味の理由で引かれていません。この記事では、規格が実際に何を書いているのか、その数値がどこから来たのか、そして規格が答えていない部分がどこに残っているのかを順に見ていきます。