抽出温度と味 — グラフの読み方

論文の図は、いきなり線の上がり下がりを見るより、「何が描いてあるか」を先に確かめると読みやすくなります。見るのは次の3つです。

COFFEE PAPER STUDIO / 抽出温度と味 / はじめの一歩

このページだけでも読めます。興味のある部分だけ読んでも構いません。基礎になじみがある方は、図から読み解く「後から落ちるコーヒーは、全部の味が弱くなる?」へ進んでも構いません。
読む時間の目安:約5分。
グラフの読み方

グラフは、3つの順に見れば大丈夫。

論文の図は、いきなり線の上がり下がりを見るより、「何が描いてあるか」を先に確かめると読みやすくなります。見るのは次の3つです。

  1. 横の目盛り(横軸よこじく(horizontal axis))は何?
    湯温? 時間? 取り分けた順番? 順番なのか、量なのかを確かめます。
  2. 縦の目盛り(縦軸たてじく(vertical axis))は何?
    濃度のうど(concentration)の %? 味の点数? 単位と、表示している範囲を見ます。
  3. 点は何を代表する?
    1回の測定? 何人かの平均値? 図の下の説明文を読みます。
横軸は抽出時間(分)、縦軸は濃度(%)。点は各時間の平均値。時間がたつほど濃くなるが、伸びは鈍る。00.40.81.21.612345横軸:抽出時間(分)縦軸:濃度(%)点:各時間の平均値
横軸は抽出時間、縦軸は濃度、点は各時間の平均値。

この図なら、横は抽出時間、縦は濃度、点は各時間の平均値です。ここまで確かめてから、初めて「時間がたつほど濃くなるが、伸びは鈍る」と読みます。

点数が高い=多い、でも、おいしい、でもない。

コーヒーの論文には、訓練を受けた評価者が「苦味の強さ」などを点数にした図がよく出てきます。点数が高いのは、その味を強く感じたということ。成分の量が多いという意味でも、おいしいという意味でもありません。縦軸が「成分の量」なのか「感じた強さ」なのかは、いつも分けて読みます。

まとめ

横の目盛り → 縦の目盛り → 点は何か、の順に確かめる。
味の点数は「感じた強さ」で、成分の量やおいしさではない。

このページの用語

用語の読み方と英語
用語読み英語
横軸よこじくhorizontal axis
縦軸たてじくvertical axis
濃度のうどconcentration

ふりかえり

グラフを見たとき、線の上がり下がりより先に確かめることは?

解説を読む

横の目盛り、縦の目盛り、点が何を代表するか、の3つです。

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